鋼と創造

熟練工の技
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こだわりの技術開発
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鋼と創造 BHの製作は、鋼そのものを知ることから始まる。
鋼と語り、鋼と折り合いをつけ、人の力を鋼の力に替えていく。
その品質を支えるのは、最新の設備と人の技である。

精度が命の組立を効率よく進めるために、その都度やり方を変えていく。「組立の名工」:田口 泰祐
部品の多い組立工程は精度と効率が大命題

大小様々な部品を、母材上に図面通り正確に取り付けていくのが組立の仕事です。たとえば、孔の空いた部品の方向を間違えて取り付ければ、その時点で仕事はゼロになってしまいます。決められた数値に、どれだけ高い精度で取り付けられるかが組立の使命です。
また生産性を上げるためにも、いかに効率よく作業するかも求められます。精度と速さを両立させるために、道具類も作業にあわせて使い分けています。定規類ならば、小さい部品には「差し金」、ある程度の大きさになったら「ダイスコ(自立する直角定規)」というように、作業のしやすさを考えながらその都度選んでいます。



図面の意図を理解し、やり方を工夫する

組立は図面を見て理解しなければ何も進められませんから、新しく加わるメンバーには図面の見方を最初に教えます。次の工程となる溶接仕上げに、スムーズに受け渡せるようにします。実際の作業は、マンツーマンで指導。建築現場での状態がここで決まるので、冷静な沈着な作業が要求されます。狭いところはとくに難しいので、熟練工に任せるなど割り振りの仕方も重要です。
組立は、基本的に2人一組で作業しますが、位置を決めるマーキングと、手溶接での仮付けとを、それぞれで作業するか、2人で同じ作業に取り組むか、進め方をつねに模索していますね。



誰もが出来るように図面と実物の見方を説明する

BHの基本加工に比べて、二次加工は桂スチールとしてまだ日が浅いのですが、歪取りや溶接の職人にも組立工程を経験してもらっています。その際、早く正確に進めるために、各々の職人の特長に合わせて指示は毎回一人ずつ変えています。組立作業の基本は、図面と実物をあわせた見方ができるようになることです。取り付ける部品が図面と合っているか、歪ができていないか、作業の中で気づく力を育てていかなければなりません。誰もがすぐにできるようになるには難しいですが、組立屋のプロを着実に育てていくことが、ニーズと仕事の幅を広げていくと考えています。



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