桂スチールの最大の強み、それは「一貫生産管理システム」
みなさまのご要望に「より良い品質で」「より早く」「より効率的に」お応えしています。
工事毎のロール発注により、経済性の高いBHを提供いたします。
また、お客さまからの短納期のご要望にも対応できるよう、多種多様な自社在庫を有しています。
鋼板の入庫時、塗色識別とバーコード貼り付けによる、材質、所在管理を実施し、全工程を集中管理し、高い品質と効率を実現しています。
一般的な陸送に加え、玉野工場自社専用岸壁を用いて、長さ22m、幅4mの原板を入庫可能。板継の削除による、長尺・幅広BHのコストダウンを実現しました。
次工程の組立て作業を正確に進めるためにも高品質な切断精度が要求されます。
製品の特性に合わせて、ガス切断装置、レーザー切断装置、プラズマ切断装置などを使い分け、お客様のニーズに対応しています。
当社ではメーカー公称能力より1サイズ・2サイズダウンの板厚までの切断緒元を設定し、切断しています。レーザー切断においては8kwまで高出力化することで、板厚19mmまでの鋼板を切断面直角度1mm以内になるようにしています。また、2018年からJASS6にも記載されているレーザー孔に対応するために、板厚ごとのレーザー孔の出入り位置のループ設定などを行う緒元を作って、将来のニーズに対応していきます。
厚肉BHを製作するためのウェブシーム方向の開先や逆歪から現場溶接用のフランジウェブ小口開先の加工、変形BHを製作するための曲げ加工、板継ぎなど、BH組立て後に困難な加工を板の状態で実施します。
当社の組立て機には組立て溶接を行いながらフランジに逆歪加工を施すタイプと、逆歪加工を施さない2タイプがあり、当社の施工実績に基づき、溶接時の傘折れを逆算し使い分けています。
溶接形鋼に求められる、フランジ幅違い、ウェブの偏心などにも対応しており、手組立てのノウハウと合せて、高度な組立て精度を実現しています。なお、垂直/水平ハンチ、船底 などの形状については、手組みにより対応が可能です。
手組みとなっていた、十字部材専用組立て機や、小径BH用組立て機を開発しました。
従来の組立て機同様に、オペレーターが精度の確認に集中でき、品質と加工期間短縮を実現します。(詳しくは生産設備をご覧ください。)
当社ではサブマージアーク溶接と半自動(CO2)溶接を中心に溶接を行っています。
サブマージアーク溶接に関しては自社開発をしたジャンボガルウィング/バッファロー高速自動溶接装置などにより、効率化と品質の安定化を図っています。
溶接は気温・湿度などにより影響を受けやすくオペレーターには知識が必要です。当社では年に1度、社内で溶接コンテストを行い、オペレーターのレベル向上を図っています。
サブマージアーク溶接は溶接ワイヤの錆、フラックスの吸湿により水分が大量に混在し、ポロシティや、拡散性水素による遅れ割れなどにつながる場合があります。溶接ワイヤの錆を発生させないため、使用直前まで溶接材料倉庫内に梱包保管されている溶接ワイヤを、使用本数のみ開梱して工場内に搬入します。フラックスはフラックス乾燥機に入れて、乾燥します。乾燥が完了したら、フラックス乾燥機ごと溶接機に乗せて、使用量を電磁弁でホッパー内に落としながら使用し、できるだけフラックスが吸湿しないようにします。
冷間矯正、加熱矯正、スパッタ等除去、精密切断等を実施します。
陸送可能なサイズのBHであれば、基本的には製作可能です。但し、機械加工範囲があるため、寸法精度や当社とお客様での加工範囲の調整などが必要になる場合があります。
過去には、せい3,200mm、全長20m、ウェブ厚55mmT継手完全溶け込み溶接なども行っています。
BHやBTなど溶接形鋼の製作において、大形から小形、ストレート・変形など多様な形状に対応した設備を保有しており、これが当社の強みになっています。
また、当社では継続的な製作設備の増強を行っており、より高い品質と経済性、より短い納期にお応えする体制を整備しています。溶接形鋼の製作に関しては、お困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。