独自開発の最新鋭装置、そして熟練工の技・・・それが当社のBHの高品質の礎です。
建設業界が求める良質の製品を、短期間で安定的に供給する桂スチール。その最大の特長は、コンピュータによる一貫生産体制にあります。主力の大型BHの場合、材料仕入れから、溶断・基本加工・一次加工・二次加工までを社内で完結させるラインを完成。国内第1号の最新加工機を要所に配置した自動加工システム体制を確立しています。
桂スチールの一貫生産体制と充実した加工装置は独自の製法を可能にし、ビルトHでありながらロールドHと同質の三枚が一体になった製品を生み出しています。高精度の溶接をベースに長尺で製作し、長手方向に切断、それをスニップカットするなどで品質にバラつきのない製品へと結びつけています。
「溶接H型鋼およびその製造方法」で特許取得を完了するなど、桂スチールでは独自開発した製法や装置が数多くあります。その代表的な例が「ガルウィング」タイプや「バッファロー」タイプの高速自動溶接装置です。隅肉溶接やフルペネ(完全溶込)溶接など条件に合わせて理想的な溶接角度に設定でき、高速・高品質なSAW溶接を並列で同時に行います。最長20メートルまでの超大型BHのウェブ厚55ミリまでをワンパス・フルペネ溶接で施工ができます。
桂スチールでは最新鋭の設備により、フルペネ(完全溶込)溶接、パーシャル(部分溶込)溶接、隅肉溶接において高品質な溶接を提供しています。ビルの超高層化による柱材や梁材用鋼板の厚肉傾向に対しても、大型で極厚な母材をワンパス施工できる技術力と生産能力でお客様のニーズにお応えしています。
桂スチールでは、CADデータに熟練工の技術を数値で取り込んで、加工装置や工作ロボットに生かしています。これにより人的エラーや労働力の向上、スキル継承という課題が解決されています。また最新鋭機を若い力で稼働させる一方、歪矯正、手溶接、変形組立て、板継ぎなど熟練工の経験が必要な高度な手作業を適材適所で融合させています。
母材の強度より溶接部の強度が上まわるようにするBH。しかしながら、念には念を入れる溶接品質でなければお客様には提供できません。桂スチールでは、超音波などの非破壊検査をはじめ、曲げや引っ張りなどの破壊試験を定期的に実施して品質の安定を保証しています。